アルビノスッポンの飼育

ペットのアルビノスッポン タピオカについて紹介するブログです。

一年が過ぎました

2022年5月15日、6年間飼育したアルビノスッポンのタピオカが亡くなり、今日で一年が経ちました。

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タピオカと一緒だった6年間の日々は、小さな頃は水カビ病になっていないか毎日甲羅や皮膚を観察し、臆病な性格だったため音を立てないようにしたり。

大きくなってからは毎日の水換えや温度チェック、フンの状態を見たり、リビングに離して遊んだり。

毎日が楽しくて忙しくて心配で、様子が分からない仕事中や旅行先でも、タピオカはどうしているかな?と考える日々でした。

 

タピオカが亡くなった日から、突然いつものルーティンが無くなり、どうしているのかな?と考える必要が無くなり、水が汚れて暴れてないかな?と心配する必要が無くなり、タピオカが快適に過ごすためのレイアウトを考える事が無くなり、餌や備品を購入する必要が無くなりました。

 

いろいろとやる事が無くなりましたが、他にやる事が増えた訳では無いのに一日はあっという間に終わります。

タピオカがよく登っていたスツールには、爪痕の穴が空いていたり、この物干しに自分から登って甲羅干ししてたなとか思い出したり。

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当たり前の日々が変わると、今度は変わった後の日々が当たり前になるんですが、とにかくこの一年間は、タピオカがいた時よりも早かったなと感じました。

 

いつか必ずくるペットとの別れとその後の日々は、いざ来てみると、亡くなってから日が浅い間はただ悲しいし、他に方法があったのでは無いか?違う選択ができたんじゃ無いか?と考えている事が多くありました。

 

もうしばらくすると、タピオカがもう一度亡くなる事はない、水が汚れてタピオカが不快な思いをする事もお腹がすく事も退屈な時間を過ごす事も無い。これ以上悲しい亡くなり方、別れ方はしないんだな。という事を考えるようになりました。

もっと辛い別れ方があったかも知れないけど、この別れで良かったかも。

それに他の選択、もしもは存在しない。

違う選択をしていても必ず別れは来る。

自分が先に亡くなり、タピオカの最期まで世話できないよりは良かったんだな。と今では考えるようになりました。

別れ方はそもそも選択できない事が多いし、選択できても後悔するし。

そんな事を考えていた一年間でした。

 

ペットを飼育していると、とても楽しいし充実した日々を過ごせるけど、それと同じくらい心配事や大変な事、悲しい事もありました。

どんなに頑張ってもうまく行かない事もあるし、きちんと世話をしていても病気や事故で亡くなってしまう事もあります。

 

努力が足りないとか、選択が悪かったとか、そんなものではなく、何をしてもダメな時はダメだし、大丈夫な時は大丈夫。なるようになる。と思えるくらい、精一杯世話をするのが飼い主の役目だと教えてもらったと思っています。

大事なペットが亡くなる経験は、できれば避けたいものですが、飼育した日から別れる日が来る事も決まっています。

悲しいし、もっと長く一緒にいたかったと思うけれど、別れがいつ来てもそう思ってしまうから、それがたまたま一年前の今日だっただけ。

 

スッポンと一緒に過ごす事になるなんて、7年前は思ってもみなかったけれど、亀とは似ているけど違くて、泳ぎが早いし走るのも早い、不思議で攻撃的で食いしん坊、だけど臆病者。

いろんな魅力があるスッポンと過ごした時間があった思い出を大切にしていきたいです。

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