アルビノスッポンの飼育

ペットのアルビノスッポン タピオカについて紹介するブログです。

平べったい

亀はどんな姿勢でも硬い甲羅のため立体的な体型をしていて、砂に潜っても深呼吸しても水に入っても当然甲羅の高さは一定です。

 

スッポンは陸に上がると、なんだかペチャっとしているというか、ヒラメやエイを床に置いたらこんな感じというような平べったい体をしています。

 

スッポンは深呼吸すると甲羅がちょっと膨らみ、自分の甲羅の高さより少し狭いくらいの隙間になら入り込みます。

これが謎でした( ̄▽ ̄)

 

スッポンの甲羅は柔らかいと言っても、甲羅型の背骨があるので、表面は皮膚でスベスベしていて柔らかい質感でも、簡単に曲がる程柔らかいのは甲羅の後ろ側のフチだけで、それ以外の甲羅の皮膚の下は硬いです。

 

亀の甲羅とスッポンの甲羅の違いは、表面がウロコが変化した硬いものか、柔らかい皮膚で覆われているかの違いだけで、他は似た者だと思っていたので、厚みが変わるのが不思議でした。

 

そこで、亀とスッポンの骨格について、図鑑やネットで調べてみると、ある違いが見えてきました。

それは、亀は甲羅とお腹部分が骨で繋がっていますが、スッポンは甲羅とお腹が骨で繋がっていません。

亀は上下がしっかりつかながってくっついてる今川焼き風で、スッポンは上下が繋がってなくて挟んでいるだけの、どら焼き風でした^_^

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・亀の甲羅
背骨が変化したもの

背中の甲羅とお腹の甲羅は骨で繋がっている

甲羅の表面はウロコが変化したもの

 

・スッポン
背骨が変化したもの

背中の甲羅とお腹の甲羅は骨で繋がっていない

甲羅の表面は皮膚で覆われていて周囲2cm程がゼラチン質。

 

いろいろ亀との違いがあるスッポンですが、まさか骨格もこんな違いがあるとは思わなかったので、わかった時には厚みが変わる謎が解けてスッキリしました。

きっと狭い岩の隙間に隠れたり、池の底の砂に平べったくなって潜るための進化なのかも知れません。

高さが変わる不思議なスッポンの甲羅についてでした。