月のようなスッポン
"月とスッポン"という、一見似ているようで、実はまったく違う、似ていても両者はまったく違うもので比較にならない、掛け離れているというような意味の慣用句がありますが、なぜスッポンと月を比べるような言い方をしたのか不思議です。
しかも優れている、美しいものとして月、劣っている、イマイチはものとしてスッポンって😅失礼な🐢だいたい月と比べちゃうなんて無理があるような。
スッポンを飼育する前は、単純にスッポンも月も丸いから形が似ているけど、違うものとして比較しているのかと思っていましたが、スッポンって月と比較したくなるほど丸くないし?という疑問と、色合いの感じが似てるのか?と思いました。
月は色合いに濃淡があって、タピオカの甲羅も背骨の部分が白く見えて、甲羅のフチの方が明るい色をしています。
この慣用句を作った人が目撃したスッポンが、色白かアルビノの子だったら、色からして月と似ていると思っても不思議じゃないんですが。
夜、川や湖などで水面に月が美しく映っている所に、スッポンが泳いでいる様子を見て、夜に姿を見せる丸くて似たような姿をした両者が、存在している場所も大きさも違うことから比較対象にしたのかも知れません。夜に姿を見せる事が多いから亀ではなくスッポンなのかも。
ツルツルな甲羅に月が映っていたとか?
夜に月と比較できるちょうど良い丸いものが他になかったとか?
お月見団子とか、饅頭でも良いじゃんよ。
いろいろと謎が多いです。
意味はともかく、なぜこの二つを比較したのか知りたいな〜とスッポンを飼育してから思いました。種類や個体差もあるけど、そこまで丸くないし、月に比べて劣ってるって言われる要素がイマイチ分からないし💦
存在している場所が、空の上か水中の泥の中という差を優劣としたのかな?
私もスッポンを飼育してみないとスッポンの可愛さや賢さなどの魅力が分からなかったので、きっとこの慣用句を作った人にとってスッポンは、泥にまみれた汚い変な顔の亀って扱いだったのかも知れないので、月より劣っている方の例えなのかも。
私なら良いもの、優れたものとしてスッポンを例えに使うのにな(^^)
○カメとスッポン
似た者同士だが、亀は防御に特化したため素早さはスッポンに劣る。スッポンは素早さに特化したため防御力は亀に劣る。
どちらもそれぞれに違った得意なもの優れたものがある事。
○ヤドカリの殻とスッポンの甲羅
ヤドカリは柔らかい腹部を守るため、貝殻等の硬い殻に入ることで身の安全を確保している。
スッポンは甲羅が柔らかく平たいため、殻にこもって防御する事より、岩の隙間や泥の中に逃げ込んだり、噛み付く攻撃により外敵から身を守っている。
様々な方法で弱点を補う手段を持っている事。
○スッポンとウーパールーパー
丸い目をしていて鱗がない等似た特徴があるが、スッポンは爬虫類、ウーパールーパーは両生類。
同じ部類かと思うほど似ていても違うこと。
○スッポンの鼻とアサリの水管
全体として見れば全然違うけど、部分的に見れば似ている事。
今後スッポンの良さが伝わる慣用句ができれば良いのにな。