スッポンの息継ぎ
スッポンは水中生活に適応した亀の仲間なので長い間水中で過ごす事ができますが息継ぎが必要です。
小さい頃は代謝が活発で良く動くので寝ている時以外は割と頻繁に息継ぎをしているのを見かけました。
現在では浴槽で泳いでいる時に水流を追いかけて素早く泳いだ時などは頻繁に息継ぎします。
でも泳ぐ事に満足して水底でジッとしている時や、びっくりして拗ねてジッとしている時は、30分くらい息継ぎ無しでいる事もあります。
水中生活に適応した亀の仲間は、皮膚呼吸もできて、水中で冬眠する際には代謝が落ちるので、皮膚呼吸だけで必要な酸素をまかなっているそうです。
そういえば、スッポンは喉の毛細血管からも直接水中の酸素を取り込めるらしいので、激しい運動をしなければ、息継ぎを頻繁に行わなくてもいいみたいです。
運動のためにタピオカの目の前に水流を流して追いかけさせる遊びをする時は、平泳ぎをする時の息継ぎみたいに前足で水をかき顔を上げて息継ぎをしています。
砂に潜ってばかりの頃は、鼻先だけ出して呼吸をしていたのに、今では顔を出してのんびり息継ぎをするようになりました。
とても臆病だった頃は、人の気配がすると息継ぎの途中でも素早く潜ってしまい、誤って水を吸ってしまわないか心配でした。
タピオカからしたら危険が迫っているのに呑気に息継ぎするより砂に潜ってジッとして皮膚呼吸と毛細血管から酸素を取り込めば良いので、それほど問題なかったのだと思いますが、ほとんど砂から出て来ない時は窒息していないか心配でした。
たくさん活動する時は酸素も必要なので息継ぎも頻繁になるけど、あまり動かない時は補助的な呼吸機能でまかなえるって凄いですね。
そういえば、水換えの時に水の入っていない小さい容器に一時的に入れる時や、浴槽へ移動する時に、水に潜る訳では無い状況でもタピオカは、大きく息を吸って潜るという動きをします。
顔を出しても必ず息継ぎをする訳ではなく、辺りを見るだけでまた潜る事もあります。
息継ぎをする時は、すぐに潜らなくて良い状況か判断してから息継ぎをしているようです。
陸にいる時もすぐに砂や水に潜れるように息を止めている事が多いので、前より臆病では無くなったけど、いざという時に水や砂に潜れるように備えているみたいです。
普段から割と息を止めている事が多いスッポン。人間はいつも呼吸をしているので、息を止めている状態は大変だろうと思ってしまいますが、スッポンからしたら息を止めているのが普通なのかも知れませんね。
スッポンの息継ぎについてでした。